私が実践した中で、作業量に対して最も収入が小さかったのは「LINEスタンプ制作販売」でした。
当時は大儲けしたLINEスタンプ作者が、雑誌、TVで騒がれていましたし、儲けたイラストの中には、私の方が「うまく書ける」と思えるものがありましたので「よし、書いてみるか!」なんていう安易な考えで始めました。
LINEスタンプ販売は少しずつ下火になってきているとの情報はありましたが、それなりには稼げるだろうとパソコンでイラストを作画できる「ペンタブ」を購入し制作スタートしました。(ペンタブは家電量販店で売っています)
これが実に大変でしたが1か月かけて1セット分のスタンプが完成しました。
これをLINEに申請、その間はまた作画を繰り返し、数か月かけて11セット制作しました。
結果は作ってから3年間でおよそ7万円程度の収入です。
売上の大半は1種類のイラストで、あとの3種類がやや売れ、残り7種類は売れません。
今でも毎月、数百円~1000円程度の売上があります。
売上のピークは申請が通過したばかりの瞬間です。
それ以降は時間とともに売上が減少していきます。
結局は「センス」や「使えるイラスト」次第というのが大きいのですが、「売るための努力」も必要があると思いました。
ブログで紹介したりSNSで宣伝したり、私の場合は売る努力は全くしておりませんでしたので、うまくやればもう少しは収入に違いがあったかもしれません。
作画している最中は「これいいな」「売れるな」「いくらもうかるだろう」と様々な妄想
が起き、売れなかった場合は「使いにくいイラストだったかな?」と反省しながら次々書いていたのですが、「本来の目的」を見失っていたのです。
「本来の目的=稼ぐ」だったのですが「楽しい」ということにいつの間にか流されている自分に気が付くまで時間をかけてしまいました。
好きなことをして、お小遣い稼ぎという方にはやってみる価値があると思いますが現在の場合、さらに稼ぎにくくなっていると思います。
「ネットビジネスで稼ぐ」と強く思う方にはあまり向かないモデルですから、違うことに時間を費やしたほうが後悔せずに済みます。
うまくいけば資産型のビジネスモデルなだけに、1時間程度で1セット出来て量産できる方法があればやる価値はあるのですが。